大宝工業株式会社

Employee introduction

社員紹介

T.M

未経験から射出成形のプロを目指す

次世代リーダー候補として、自分らしく成長中

PLOFILE
S.Hさん
大宝工業株式会社・関東カンパニー 大田原工場・成形グループ所属

国内外に多数の製造拠点を持ち、高い技術力でモノづくりを支えている大宝工業。
自動車部品をはじめ、私たちの身近な製品にも、同社の技術が数多く使われています。
創業90周年を見据え、技術力の向上と働きやすい職場作りの両立に取り組む中、
未経験から射出成形の現場で活躍している社員がいます。

今回お話を伺ったのは、大田原工場の成形グループで働くS.Hさん。
異業種から転職し、現在は次世代のリーダー候補として期待される存在です。
大宝工業への入社経緯や、仕事に感じているやりがいなどをお聞きしました。

未経験から射出成形へ。
最初は戸惑いの日々だった

「学校を卒業し、栃木県内にある観光施設で働いていました。その後、縁あって成形の仕事に興味があるかと声をかけてもらったのが、転職のきっかけです」

まったく違う分野への挑戦。不安は大きかったといいます。

「正直、かなり不安でした。入社する前に説明は受けましたが、やったことがない仕事だったので、実際に現場に入ってからは何をどうすればいいのか分からなくて。最初は戸惑うことばかりでした」

それでも、分からないことは上司や先輩たちに確認しながら、少しずつ仕事を覚えていきました。

「丁寧に教えてもらえる環境だったので、どうにか2~3年くらいでひと通りの業務をひとりでこなせるようになりました」

射出成形の現場は、
思った以上に奥が深い

溶かしたプラスチックを金型に流し込み、完成した製品が冷めたら、金型から取り外すことで製品を作る「射出成形」。一見簡単なように思えますが、ひと筋縄ではいきません。

「製品にするもの、金型サイズ、その日の気温や湿度によって、どのくらいの速度で溶かしたプラスチックを流すのか、どのくらいの温度で冷やすのか、そうした細かな条件設定で変わります。大宝工業の3つのプロジェクトのひとつである『標準化のモノづくり』。

『設備は常に正常、立てた計画通りにものができる』という思想の元、成形条件を変えないために、どこに問題があって不良が発生するのか?その原因を見極めるのが難しいです。昨日見極めたと思っていた原因が、実は間違っていたことも普通にあります」

「絶対的な正解」がないのが、射出成形の難しさ。これ!という原因を見つけて対応しても、次の瞬間にはもう、不良が発生していることもあるといいます。

「それでも、限りなく100点に近づけられるよう原因と対策を突き詰めていくのが、この仕事の面白さといえるかもしれません。自分の五感をフルに使って原因を探り、できる限り良いモノを作る。射出成形という仕事の醍醐味かもしれません」

最初のうちは苦労の連続だったとS.Hさん。

「工場で扱う機械の大きさの幅が広くて、操作を覚えて慣れるまでが本当に大変でした。小さいものでも人の背丈くらい。大きいものになると、トレーラーサイズの機械もあります」

「今では、大田原工場にある機械はひと通り扱えるようになりましたが、他メーカーの機械を扱うとなると、まだまだ厳しいです。もっと研鑽を積まなければならないと思っています」

成形の仕事では、ただ機械を動かすだけではありません。

「その日の生産計画を確認して、材料の種類や稼働状態を見ながら前準備 ・段替えを行います。同じ製品でも、ちょっとした違いで仕上がりが変わるので、最初にしっかり確認することが大事ですね」

成形中も、機械に任せきりにはしません。

「製品を定期的にチェックして、キズや変形がないかを見ています。少しでも違和感があれば、機械を停めて原因を確認し、対応します」

こうした対応は、経験を積むほど判断が早くなっていくといいます。

「最初は先輩に相談しながらでしたが、今は自分で考えて対応する場面も増えてきました。責任はありますが、その分やりがいもあります」

体を動かす仕事。
でも、ずっと無理をするわけではありません

「材料を準備するときなど、体を動かす場面はあります。材料が入っている袋は、1袋25kgもあります。場合によってはこれをふたつ担いで運ぶこともあって、最初は正直きついと感じましたが、慣れてくると体の使い方も分かってきます」

「ひとりで抱え込むような雰囲気はないですね。周りが声をかけてくれるので、安心して仕事ができています」

交代勤務も初めての経験でした

大田原工場では、3交代制のシフト勤務を採用しています。

1直:8:00~17:00
2直:16:00~1:00
3直:0:00~9:00

60分の休憩を含め、1日9時間勤務で長くはないのですが、最初のうちは「身体がついていかなかった」とS.Hさん。

「しばらくすると体内時計が働くようになり、楽になりました。それでも、入社当初は本当にキツかったですね。でも、大田原工場では、シフトが3直→2直→1直のように、逆ローテーションになっているところは思っていたより身体は楽でした。おかげで十分に休息が取れるし、たっぷり趣味の時間を楽しむことができます。」

ちなみにプライベートでは、愛車のカスタムを楽しんでいるという S.Hさん。しかし、ついつい仕事のことが頭をよぎることがあるそう。

世の中で使われている製品を見ると、
つい目がいってしまう。

大田原工場では、日本屈指の自動車メーカーからオーダーを受け、グリルやバンパーといった外装部品も製作しています。

ひとつの部品は、ひとつの工場が請け負う体制のため、同じ製品を他の工場で作ることはありません。

「だから、その部品を見れば『これは大田原工場で作ったものだな』と分かるのが嬉しいです」

そう話しつつ、S.Hさんらしい言葉が続きます。

「自分たちが作った部品を使った車が走っているのを見ると、ついつい目が行ってしまいます。家電も同様ですね。ただ、『あれは俺たちが作ったものなんだ!』って感動するというより、作った部品が実際の製品となってどう使われているかに目がいきます。『ここはこんなふうに隠れていたのか!隠れている部分までも、品質には相当シビアだな』と思うことがあります」

一方で、大宝工業にも明確なモノづくりのポリシーがあります。

「細かな製品チェックを経て、本当に優れた製品だけを出荷する。それが大宝のポリシーです。厳しいとは思いますが、自分自身も『不良を減らそう』『できるだけ良いものを作ろう』という励みになっています」

人間関係の良さが、長く続けられる理由

中途採用で入社し、大田原工場で働くようになって7年。S.Hさんから見た大宝工業の魅力は、どのようなものなのでしょうか。

ひとつは職場の人間関係だとS.Hさん。

「分からないことがあったら、丁寧に教えてくれます。また上下関係による壁がない点も魅力ですね。年齢関係なくみんなフレンドリーで、誰とでも気軽に話せる印象で。僕のように中途採用で入ったとしても、すぐになじめると思います。僕は入社して割とすぐになじみました。いい意味で、肩透かしですね」

S.Hさんが勤務する大田原工場の成形の現場には、20代から50代まで、バランスよく人員が配置されているそう。休憩時間に他愛のない話で盛り上がるのは「いつものこと」。

「職場にすごい人がいるんです。現場では最年長の方なんですが『ここ分からないんですけど』って相談すると、どんな疑問も解決してくれる憧れの存在。彼のようになれるよう、僕もがんばって経験を積みたいと思います」

S.Hさんはこう続けました。

「僕が入社してから7年経ちますが、現場のメンバーがほとんど変わっていないんです。すごくないですか?地元の人が多いということもあるかもしれませんが、長く働き続けている人が多い職場だと思います」

仕事の幅を広げる資格取得制度

S.Hさんが魅力に感じている点のもうひとつが、資格取得を会社がバックアップしてくれることです。

「僕はプラスチック成形技能士2級の資格を入社後に取得しました。試験にかかる費用はすべて会社が負担してくれましたし、合格したときには報奨金もいただけました」

「資格は邪魔になるものではないので、今後のためにも、できる限り取得していきたいですね」

生意気でもいいから「意見がいえる人」に来てほしい

射出成形に携わる先輩として、どのような人材を求めているのかもお聞きしました。

「自分の考えていることを、はっきりいえる人が合っていると思います。入社したばかりのときは右も左もわからず萎縮してしまうことがあるかもしれませんが、慣れてきたら上司や先輩に対しても意見をいってほしいです。そうやって言葉に出してくれたほうが分かりやすいし、みんなも改善のしようがある。伝えることなく溜め込んでしまうと、周りも分からないので。生意気なくらいがちょうどいいですね。男性、女性関係なく!」

最後に、求職者へのメッセージです。

「経験がないから無理だと思う人もいるかもしれません。でも、僕も未経験でした。

分からないことを聞ける環境があったから、ここまで続けられましたし、自分の考えを伝えながら仕事ができるので、大宝工業は自分らしく働けて、やりがいを感じられる職場だと思っています。

射出成形の仕事は簡単ではありませんが、できるようになると面白いです。ぜひ一緒に、日本のモノづくりを支えていきましょう!」